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クレーン作業におけるワイヤーロープの点検と安全管理の重要性

はじめに

 ワイヤーロープを使用する玉掛け作業は、クレーン作業において日常的に頻繁に行われています。しかし、不適切な玉掛け方法や劣化したワイヤーロープの使用により、吊り荷が落下する事故が後を絶ちません。これらの事故は、玉掛け方法が適切でなかったり、劣化や損傷した玉掛け用具を使用したために発生しています。たとえば、玉掛けの際にワイヤーロープの使用荷重を超えた負荷がかかることや、目視点検で見逃された損傷箇所が原因で事故が発生することがあります。

 このような状況を踏まえ、玉掛け用ワイヤーロープについて、経年劣化や破談の可能性を未然に防ぐために、ワイヤーロープのかしめ金属部分に安全使用荷重・径・長さ・製造年月等の安全品質情報を耐摩耗性の印字表記する方法があります。これにより、災害を防止することを目指します。この情報が明示されていることで、使用する際の安全性が向上し、管理が容易になることが期待されます。

安全管理・点検の実施

 プリントロックワイヤーロープを使用することで、玉掛け作業責任者が行うべき事項がより効果的に実施できるようになります。具体的には、準備するワイヤーロープの種類を選別する際に、吊り荷重・径・長さが明記されている視覚情報により迅速かつ正確に選別作業を行うことが可能となります。これにより、誤ったワイヤーロープの使用を防ぎ、事故のリスクを低減することができます。

 また、事業者が行うべき点検作業においても、ワイヤーロープの個体識別が容易になり、点検履歴の確認や点検作業正確に実施することができます。製造年月が明示されていることで、外観だけでは判断できない交換時期の目安もつけやすくなります。例えば、製造から一定期間経過したワイヤーロープについては、見た目に問題がなくても交換を検討することが可能です。

 ワイヤーロープ点検は、主に目視で行われるため、ワイヤーロープに明示された安全品質情報は、事故リスクを減少させる重要な要素となります。視覚的な情報が明確に示されていることで、点検作業の精度が向上し、事故のリスクを低減することが期待できます。点検時には、摩耗や錆、断線箇所がないかを入念にチェックし、異常があれば即座に対応することが求められます。

おわりに

 ワイヤーロープは定期的な点検を実施することで、より安全に使用することが可能です。今回提案した方法を取り入れることで、より安全な作業環境を確保し、事故のリスクを低減することができます。安全は一人一人の心がけから始まります。これからも安全管理を徹底し、安全な作業環境を維持していきましょう。

ご安全に!

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