ブログ
天井クレーン
天井クレーンの歴史~過去から現代への進化~
天井クレーンは、クレーンの一種として広く知られていますが、実際にはどのような役割を果たしているのでしょうか?今回は、天井クレーンについて詳しく見ていきましょう。
クレーンって何?
クレーンとは、簡単に言うと「重たいものを持ち上げるための機械」のことです。日本語で「起重機」と書くのですが、これには「重たいものを起こす機械」という意味が込められているんです。基本的には、テコと滑車の原理を使って重いものを持ち上げる仕組みになっています。
ちなみに、「クレーン」という言葉は鳥の「鶴」に由来しているんですよ。その姿が鶴の首を伸ばした姿に似ていることから名づけられたそうです。街中でビル建設時によく見かけるタワークレーンを思い浮かべると、確かに鶴のようなシルエットがイメージしやすいですよね。
クレーンの始まりは古代から?
クレーンの歴史は、なんと紀元前200年頃にまでさかのぼります。古代ギリシャの天才科学者アルキメデスが、城壁を守るために開発した海上兵器「鉄の手」がその始まりだと言われているんです。この「鉄の手」はクレーンを使って鉄の鍵爪で船を引っ掛けて持ち上げて落とし転覆させるというすごいアイデアの武器だったんです。当時はもちろん人力や馬力が動力源でしたが、それにしても発想力がすごいですよね。
さらに、古代のクレーンは固定滑車と動滑車を組み合わせて、実際の重量の3倍から10倍以上の重さのものを持ち上げることができたそうです。この技術は、現代のクレーンにも受け継がれていて、滑車の原理を利用した減速機が使われています。その基本的な構造は、今も変わらないところがすごいですよね。改めて、アルキメデスの天才ぶりを感じますね。
現代の天井クレーン
時代が進むにつれて、クレーンもどんどん進化していきました。特に電動機が動力源として取り入れられるようになってからは、クレーンは建設現場だけでなく、工場の天井に取り付けられる「天井クレーン」としても活躍するようになりました。この天井クレーンのおかげで、大きな重量物を簡単に、そして効率的に搬送できるようになって、ビルの建設や工場での製造が格段にスムーズになりました。
考えてみると、天井クレーンは私たちの日常生活においても欠かせない存在になっています。例えば、自動車や電化製品のような重い製品を効率よく製造するには、天井クレーンの力が必要不可欠です。この機械がなければ、現代の便利な生活は成り立たなかったかもしれませんね。まさに、天井クレーンは縁の下の力持ちといえる存在ですね。
天井クレーンの点検や検査などが気になる方は、下記のページもご覧ください。